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主人公の皆川寛子、勇太郎の姉弟を地方出身にしたかったこともあり、北にするか
南にするかというときに、何となく南だなと思ったんですね。
南と言えば沖縄か九州。ただ沖縄だと色がつきすぎてしまう、意味を持ちすぎてし
まう。九州のどこかがいいなあと考えているときにパッと浮かんだのが宮崎だったん
です。たまたま僕がここ数年芋焼酎にはまり、いろんなお店で焼酎メニューを見てき
たのですが、無意識のうちに“宮崎”というワードが印象として残っていたんですね。
そんな状況で、ある脚本家が第一話のプロットを書いてきたのですが、その設定が偶
然にも“宮崎”だったんです。その瞬間ですね、宮崎に決まったのは。ですので、あ
る映画のあの宮崎のシーンが良かったからというのではなく、あえて言えば直感みた
いなものでした。
ロケで行ってみて率直な印象として海岸線がのどかで綺麗だなと感じました。日本
なんですけど、どこかハワイのノースショアのとある場所を思い出しました。
とても印象の良い海岸でしたね。サーフィンを始めてまだ間もないんですけど、そ
の日はいい波がきてるなって思いました。
地元の印象としては、穏やかな方が多かったような気がします。 南という土地柄
と温暖な気候がスペインとダブるようなイメージがありました。僕は撮影本番時しか
宮崎には行っていないんですが、日本のどこにでもある自然じゃないなって感じまし
た。どこがどう違うっていうのがうまく言えないんですが、これまで自分の持ってい
た宮崎に対するイメージって、九州の他の県と比べて確かなものがなかったんですよ。
福岡や熊本、鹿児島、長崎ってほとんど行ったことがなくても自分の中であるイメー
ジを持っているんですよね。それが宮崎に対してはこれというものがなかった。今回
はじめて訪れたことで、他の土地とは違う魅力を持っているなって感じました。
いつかまた何かの企画でゆっくりと宮崎県内を広く回ってみたいですね。 |